
視覚のトリックと遊び心
2009年01月23日

「視覚のトリックを駆使した遊び心あふれるポスターや彫刻などで知られるグラフィックデザイナーの福田繁雄(ふくだ・しげお)さんが11日午後10時30分、くも膜下出血で死去した。76歳だった。」

「戦後に登場した新世代のグラフィックデザイナーの一人として国際的に活躍した。単純な構図や明快な造形に、錯視や錯覚を利用しただまし絵的なデザインで「日本のエッシャー」などとも呼ばれた。」

僕は彼の作品が好きだ。

なぜなら、彼の作品には「本当の意味での反乱とは、力づくで行うものではなく、遊び心で行うもの」というメッセージが読み取れるからだ。

(横から見た)

(斜めから見た)

(正面から見た)
あと、彼の作品から学んだ僕の人生において大きなテーゼは、



「物事を多面的に見ることによって見えるものは、
多面性ではなく、むしろ一面性である」ということだ。
その死を悼む。
Posted by Master THING at 04:54│Comments(0)